高知県が推進する先進技術を活用した農業、「IoP」について、これまでの取り組みの成果を国内、海外に発信するシンポジウムが20日、東京で開かれました。

「IoP」=InternetofPlantsは産学官連携プロジェクトの一環で県が、2018年から推めています。施設園芸の現場で、IT技術を活用して生産効率を上げることや、生産者同士の技術の共有などを目指しています。20日に東京で県などが開いたシンポジウムには国内、海外の研究機関や農業関係者が集まりました。県は去年9月に本格運用が始まった、生産者同士がデータを集約・共有できるサービス、「SAWACHI」を紹介し、利用者が拡大していることや、収益の増加が見込めることなどを強調しました。

(県農業振興部 岡林俊宏 IoP推進監)
「取り組みとしてはだいぶ浸透してきたがやっぱり『俺はパソコン使えない、スマホもやっていない』(と言われる)。本当に始めていただいたら簡単だが、なかなかとっつきにくいと思われている面がある。本当にいろいろな生産者に使ってほしいと思う」

「IoP」の取り組みは内閣府から交付金を受けていて、来年度以降はさらに取り組みを拡大させる「展開枠」に採択されています。