女流棋士・堀彩乃女流1級(29)が舌がんの手術を行ったことを、日本女子プロ将棋協会が公式サイトで公表しました。
舌がんはステージ2で1月下旬に手術を行い、公式サイトによると「転移はなく、術後の経過は順調」だということで、今後も、経過を注意深く診ながら、適切な治療を行うということです。
堀さんは「舌癌と診断されたときは、嫌な予感が当たってしまい残念でした。ただ、今は与えられた試練を冷静に受け止めています。」とコメントを発表し、「今はしっかり治療とリハビリに専念し、元気な姿で将棋を指せるように頑張ります。盤上に復帰することで、同じ病気や様々な病気と闘っている人に勇気や希望を与えることができればと感じています。これからも応援をよろしくお願い致します。」と、その想いを明かしています。

【 日本女子プロ将棋協会 公式サイトより引用 】
■堀彩乃女流1級のコメント
いつも応援してくださりありがとうございます。
突然のご報告となり、ご心配おかけします。
舌癌と診断されたときは、嫌な予感が当たってしまい残念でした。
ただ、今は与えられた試練を冷静に受け止めています。
手術後は、順調に回復しております。とは言え、舌の半分と周辺リンパを切除していますので自然に言葉を発する事が少し困難になります。当面の間、イベントの聞き手や記録係など、言葉を多く発するお仕事は控えさせていただきます。
今はしっかり治療とリハビリに専念し、元気な姿で将棋を指せるように頑張ります。
盤上に復帰することで、同じ病気や様々な病気と闘っている人に勇気や希望を与えることができればと感じています。
これからも応援をよろしくお願い致します。
■経緯
2022年2月頃、口内炎のような症状がでる
東京都内の歯科医院受診
舌に歯が当たって傷ついている可能性があるので、噛み合わせ調整やマウスピースで様子をみる。
2022年12月 口内炎が治らず、痛みが増してきたので、再度専門病院を紹介してもらい精密検査
2023年 1月 一度目の精密検査では異常なし。MRI画像の二度目の検査の結果、舌癌と診断される
2023年 1月28日 入院
2023年 1月31日 舌の半分と周辺リンパの切除手術 舌の再建移植手術
■治療について
転移はなく、術後の経過は順調との報告です。
今後も、経過を注意深く診ながら、適切な治療を行ってまいります。
■堀彩乃女流1級 プロフィール
生年月日:1993年5月28日
出身:高知県
師匠:森雞二九段
【昇段履歴】
2016年 8月 女流3級
2017年 3月 女流2級
2019年10月 女流1級
【担当:芸能情報ステーション】