与正氏「太平洋を射撃場に」 日本列島通過を予告?
緊張が高まる中、金正恩総書記の妹・金与正氏が談話を発表。悪しざまに韓国を批判しました。

金与正氏(20日発表の談話)
「我々はいま、南朝鮮(韓国)の愚か者が振る舞う様を見ものとして眺めている」
「推測・憶測・自分なりの評価…実に見ものだと言わざるを得ない」

18日に発射したICBMについて韓国の専門家から、“発射に時間がかかった”ことやミサイルの大気圏への“再突入技術を疑問視”する声があがったことに、細かく反論しています。
そして、日本列島を飛び越える発射を予告するかのような言葉も…
金与正氏(20日発表の談話)
「太平洋を我々の射撃場に活用する頻度は、アメリカ軍の行動にかかっている」
与正氏の狙いはどこにあるのでしょうか?

ソウル支局 渡辺秀雄 支局長
「アメリカに届くとされるICBMの肝は、『大気圏への再突入技術』です。ここに対する疑念について発信力のある金与正氏の発言で打ち消し、アメリカへの脅威を『確実に自分たちが持っている』と言いたかったのだと思う」
アメリカと韓国の両軍は、22日から北朝鮮の核の脅威を想定した机上演習を行います。また、3月中旬には合同軍事演習も控えています。今後、北朝鮮の挑発が強まる可能性もあります。














