教科書出版大手の「東京書籍」が今年度販売した教科書でおよそ1200か所の誤りがあり、2万5000冊あまりを再配布していたことがわかりました。

東京書籍によりますと、訂正があったのは去年4月から使われている高校生向けの地理の教科書「新高等地図」です。

訂正の内容は、バハマの国の位置が違うといった地図上の誤った表記や索引と地図の表記が合わないなど、およそ1200か所にのぼります。

東京書籍は希望があった学校に対し、訂正した教科書2万5000冊あまりをすでに再配布していて、「コロナ禍で在宅勤務となったことで十分な校閲作業ができなかった」としています。