林外務大臣は18日、訪問先のドイツで韓国の朴振外相と会談し、北朝鮮が発射した弾道ミサイルや日韓の間で最大の懸案となっているいわゆる「徴用工問題」をめぐり意見を交わしました。
国際会議に出席するためドイツ・ミュンヘンを訪問した林外務大臣と韓国の朴振外相との会談は、およそ35分間行われました。
会談では、18日に北朝鮮が発射し、日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したと見られるICBM級=大陸間弾道ミサイルについて意見が交わされました。両外相は北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難し、北朝鮮の完全な非核化に向け、緊密に連携することを改めて確認しました。
また、徴用工問題についても率直に意見交換し、早期解決を目指して外交当局の各レベルで緊密な意思疎通を継続することで一致しました。韓国政府は、日本企業の賠償の支払いを韓国の財団が肩代わりする案を検討していますが、この案には原告側から反発の声があがっていて、朴外相は韓国側の検討状況について説明したと見られます。
一方、林大臣は、韓国側が求める「誠意ある呼応措置」に対する日本側の考えを伝えたと見られます。
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