■侍ジャパン強化合宿・2日目(18日・宮崎)

ダルビッシュ有(36)が強化合宿で初めてのブルペンに入り、30球を超える投球を行った。ブルペンではダルビッシュのピッチングを見ようと、ロッテ・佐々木朗希(21)、オリックス・山本由伸(24)、巨人・大勢(23)ら若手投手陣が続々と集まり、熱い視線を送っていた。

ダルビッシュはこの日のブルペンについて「暖かかったですし、サンディエゴよりもいい感じで投げられた。時差ボケで体が固かったんですが、あまり飛ばしすぎないようにサンディエゴにいるときの力感で投げました」と振り返った。

投球中にネットの後ろで多くの若手選手が見ていたことを聞かれると「ひとつのメンタル的なトレーニングだと思って、周りの方がたくさん見てくださってましたが、自分の世界をちゃんと作って集中するようにはしていました。でもうれしかったです」と口にした。

仕上がりの度合いについて「完成度として結構高いと思います。コントロールであったりとか。スライダーもツーシーム、カーブも全体的に良かったです」とまずまずの評価。

また、この日のランチで宮崎名物の“肉巻きおにぎり”を食べたというダルビッシュは、その理由を聞かれると「タンパク質のちょっと量的に。今日は食事までの時間が短かったのでプロテインは飲まずにそのまま食事をしました」と食事面のコントロールも順調のようだ。