福岡市の公立学校は高校が1日、中学校が9日、小学校が16日に卒業式を開きます。政府が卒業式でマスクを「外すことを基本とする」と表明したことを受けて、学校はいまどのように式を開くべきか検討を重ねています。
◆6年生から喜びや抵抗、迷いの声

岸田総理は「卒業式でマスク着脱の無理強いはしない」と前置きした上で「着用しないことを基本とする」方針を明らかにしました。これに基づき今月13日にいち早く学校への通知を出したのが、福岡県北九州市です。北九州市は、卒業式で児童と教職員は「マスクを外すこと」を基本とし、「国歌斉唱など声を出す時だけ、マスクを着けること」と周知しました。

門司海青小学校(北九州市)で、6年生に尋ねると、喜びや抵抗、迷いなどのさまざまな声が聞かれました。

6年生「マスクをはずせるのはとっても嬉しかった。家族に笑顔も泣いた顔も見せられる」
6年生「今までつけていたので外そうかな、外さないでおこうかと迷っています」
6年生「3年間コロナだったから抵抗があるかな。半分半分の気持ちでした」