トルコとシリアを襲った大地震は、発生から10日が経ちました。死者が4万1000人を超えるなか、懸命の救助活動が続いています。
15日に開催された、サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグ。試合が始まる前に行われたのは、トルコ・シリアで起きた地震の犠牲者への1分間の黙とうでした。
トルコ南部を震源とする大地震。16日、発生から10日が経ちました。犠牲者の数はトルコで3万5000人以上、隣国シリアと合わせると4万1000人を超えました。
一方で救助活動は続いていて、今も生存者が見つかっています。
187時間ぶりに救出されたこの男性は、当時の様子についてこう語りました。
救出された男性
「ついに瓦礫に穴があくのが見えたのです。(救助隊員の)音を聞き、私は彼らに声が届くよう、大声で叫びました。誰かが手を伸ばし私の手に触れ、そしてあの場所から私を引っ張り出してくれたのです」
男性は、「自分の尿を飲み生き延びた」と救助を待つ間の過酷な状況も話しました。
一方で、救助された人々への医療支援も急務となっていて、港に停泊している軍艦には仮設の病院が設置され、2000人以上が治療を受けています。
こうした中、日本政府は新たにODA=政府開発援助による緊急支援を決定しました。
林 芳正 外務大臣
「両国に対して、合計約2700万ドルの緊急人道支援を実施することといたしました」
日本円でおよそ36億円に上る資金援助は、WFP=国連世界食糧計画などを通じて行われる予定で、具体的な内容は調整中ということです。
現地では、日本から派遣された国際緊急援助隊の医療チームなどが活動を続けていて、林大臣は、「今後も現地のニーズを踏まえて必要な支援を続けていく」と述べました。
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