宮城県多賀城市で、多賀城の創建1300年に向けて復元工事が進められている「南門(なんもん)」の整備状況が報道陣に公開されました。

本杉美樹記者:「復元工事が続けられている多賀城南門、初めてその姿が公開されました」

多賀城市は、来年の多賀城創建1300年に向け、多賀城跡の立体復元事業を進めています。南門の復元は「東日本大震災の復興のシンボル」として始められ、総工費22億円をかけて2019年から工事が続けられています。

15日は、南門がまもなく完成することから、市長や市の職員が万葉衣装をまとって視察しました。

深谷晃祐多賀城市長:「おーすごい」

高さ14メートルあまりの南門は、主に栗の木を集めて作られ、美しい朱色と白のコントラストで荘厳なたたずまいを感じられます。

深谷晃祐多賀城市長:「すべてが完成して多くの皆さんに感動を与えられる復元工事だなと、まさに東日本大震災の復興のシンボルに成りうるものだと確信した。ぜひ多くの方に足を運んでもらいたい」

3月には再び南門に仮囲いがされ、両脇の築地塀の工事などが始まるということで、一般公開は来年の予定です。