東日本大震災で行方不明になった人をしのぶ「かえりびな」の展示会が仙台市内で開かれています。
仙台市若林区荒井の「せんだい3.11メモリアル交流館」では、東日本大震災の行方不明者数の10分の1にあたる260体のかえりびなが展示されています。

かえりびなは全国から寄せられた着物の帯や古い布を使い色とりどりの十二単を再現するなど丁寧に作られていて、訪れた人たちが興味深く見入っていました。
訪れた小学6年生:「(行方不明者が)早く見つかってほしい」

訪れた人:「(行方不明者を待つ人は)あすにでも帰ってくるかもしれないというのが12年も続いているのはつらいでしょうね」

仙台かえりびなの会 松崎翠代表:「東日本大震災を風化させない、忘れない、伝え続けていきたいと思い作っている」

2月18日には、この会場でかえりびな作りのワークショップが開かれます。
展示会はこのほか青葉区の仙台市福祉プラザで開催されていて、2月26日からは宮城野区文化センターでの展示も始まるということです。
メモリアル交流館での展示会は3月11日まで開かれています。















