中国の気球をアメリカ軍が撃墜したことをめぐり、中国政府は「アメリカの気球も中国の領空を違法に飛行していた」と主張、アメリカ側はこれを否定しました。
今月4日に中国の気球を撃墜したアメリカ軍は、10日から12日にかけても3日連続でアラスカ州上空などで正体不明の飛行物体を撃墜したと発表しています。
これらについて中国外務省は13日、「知らない」「過剰反応だ」としたうえで、次のように主張しました。
中国外務省 汪文斌報道官
「去年以降、アメリカ側の気球は中国の関係部門の許可なしに十数回も違法に中国の領空を飛行した」
米NSC カービー戦略広報調整官
「アメリカは中国上空で偵察気球を飛ばしていない。また、気球以外の物体を中国領空に飛ばしていることも承知していない」
これに対し、アメリカNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官はこう述べ、中国側の主張を否定しました。
また、カービー氏は、バイデン大統領が国民の安全や、国家の安全保障を脅かす未確認飛行物体の検知や分析に関して研究を進めるよう、関係省庁を横断したチームに指示したと明らかにしました。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









