松野官房長官は、アメリカが日本時間5日に中国の気球を撃墜したことをめぐり、「中国側が十分な説明責任を果たすことが重要」との考えを示しました。

松野博一 官房長官
「自国の主権や国民の安全を守るため、慎重かつ合法的に対処した旨、説明していると承知しており、我が国としても、こうした米国の立場を十分に理解しています」

松野官房長官は会見でこのように述べたうえで「中国側が十分な説明責任を果たすことが重要」との考えを示しました。

また、政府は日本の領空内に他国の気球が許可なく侵入した場合は自衛隊法に基づき必要であれば撃墜できるとの見解を示していますが、撃墜を「アメリカ軍に要請するようなことは想定していない」と述べました。