トルコ南部を震源とする大地震による死者が隣国シリアと合わせて2万8000人を超えました。被災地を視察した国連の事務次長は、犠牲者が倍以上になるとの見方を示しています。

ロイター通信によりますと、トルコ南部ハタイ県では12日、10歳の女の子が倒壊した建物の床の穴から救助されました。女の子は147時間、建物の中に埋もれていたということです。

一方で死者は増え続け、トルコと隣国シリアと合わせて2万8000人を超えています。

震源に近いトルコ南部の都市を視察した国連で人道問題を担当するグリフィス事務次長は犠牲者の数について「正確な予測は難しい」としたうえで、現在確認されている数の2倍以上になるとの見方を示しています。