入学からずっとマスク生活を送ってきたいまの中学3年生が、まもなく卒業式を迎えます。その生徒たちに舞い込んできたのが、岸田総理の「卒業式は基本、マスク無し」発言です。学校現場からは「顔を見せてあげたい」「もっと早く決めてくれれば」と歓迎と困惑の声が交錯しています。
◆入場と退場だけ外すはずが・・・再検討へ

岸田総理「卒業式においては、換気など感染に対策を講じた上で国家等の斉唱や合唱のときを除き、児童生徒と教職員はマスクを着用しないことを基本としたいと思っています」
10日午前、岸田総理は埼玉県の小学校を視察した後に記者団の取材に応じ「卒業式ではマスクを着用しないことを基本とする」と述べました。その一方で「着脱の無理強いはしない」とも語りました。

RKB野島裕輝「校歌の練習が行われています」

福岡県春日市の春日西小学校では、来月17日の卒業式に向けて合唱の練習が行われていました。春日市教育委員会によりますと、卒業式では元々、入場と退場の際にマスクを外すよう通知していました。総理の発言を受けて対応の見直しを検討しています。学校側からは、歓迎とともに戸惑いの声も聞かれました。














