小園海斗 選手
― 新井監督とは何を?
「(打球に)合わない時に前に出るか、後ろにいくかで『どう考えてるの?』と聞かれ、ぼくはけっこう後ろにしていたので、『正直、肩でカバーしていた部分はあります』と。そういう考えも話せるっていうのは、1つの引き出しになりました」

また、去年の日南キャンプと同様に全体練習の後は、二遊間を組む守備の名手・菊池涼介 とノックを受けます。

ただ、この日はそこに田中の姿もありました。決して多くを語ることがなくても、勝利の味を知る二遊間から、その極意を感じ取ります。

小園海斗 選手
「去年はゲッツーのトスの仕方とかを教わって、ことしは “一歩目” “打球へのいき方”。無駄があってしまうと損なので、どれだけ省けるか」

広島カープ 田中広輔 選手
「今まではチームのこととかに重きを置いていたけど、もちろん、それは継続しながら自分の野球をしたいという思いが強いので。小園も試合に出て、思うこともありますし、ただ、ぼくもコーチじゃないので、そこらへんはうまくやりたいなと思っています」

「3年続けて活躍しないと意味がない」「もっと活躍したい」―。そう決意する小園を突き動かすのは、ショートを守ることへの「プライド」です。

小園海斗 選手
「(ショートは)やっぱり華があるかな。サインも出しますし、プレーも難しいところでもあるかなとも思っているので、ショートとしてスタメンで出続けるってことが一番しんどいことだなって思っている。そこは絶対に達成したい」

◇ ◇ ◇
― そんな小園選手。このキャンプではサードの守備につくことも…。新井監督いわく、“あくまでチームとしてオプションの1つ” ということみたいですが、“絶対的レギュラーなどない” ポジション争いから目が離せません。