およそ4000キロ離れた繁殖地へと戻ります。冬の渡り鳥の越冬地として知られる宮城県北部の伊豆沼周辺では、マガンがロシア極東部の繁殖地へと戻る「北帰行」が始まっています。
栗原市と登米市にまたがる伊豆沼では午前6時半ごろ、羽を休めていたマガンの群れが餌場などに向け次々と飛び立っていきました。
県伊豆沼・内沼環境保全財団が10日朝、伊豆沼周辺でマガンの生息数を調べた結果、およそ6万6000羽確認され、先月のピーク時と比べ1万4000羽ほど減少していました。

県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:「今週前半の暖かい日があったことから(北帰行が)始まっていると見ていいと思う。まだ多くは移動してなくてじわじわと北へ向けて移動している」

財団によりますと、マガンが、およそ4000キロ離れたロシア極東部の繁殖地へ戻る北帰行は、例年とほぼ同じ2月上旬から始まっていて、これから本格化する見込みです。また、ハクチョウの北帰行も進んでいるということです















