教員の負担軽減を目的とする部活動の地域移行について富山県内の各市町村の教育委員会が活動状況を報告し指導者確保の難しさなど課題を共有しました。

教員に代わって地域の指導者などが生徒に指導を行う部活動の地域移行は教員の働き方改革や少子化による部員数の減少を背景に国が推進しています。

そんな中、10日の会議では市や町の教育委員会の担当者らが活動状況について報告。「指導者が集まらない」「練習場所が確保できない」「やればやるほど課題が見えてきた」など指導者の確保や練習場所の確保に苦労している現状が共有されました。
また、学校以外の施設で活動する場合、送迎などで保護者の負担が増えることや、教員不在のなかでの安全管理やハラスメントを心配する保護者の声が紹介されました。

部活動の地域移行は、自治体の学校数や部活動数によっても事情が異なるため、富山県は、それぞれの自治体の実情にあわせて部活動の地域移行を進めていきたいとしています。
また、県は2月9日から部活動を応援する企業の募集を開始しました。部活動応援企業は、指導者の派遣や育成、施設や用具の提供、部活動指導員への謝礼や施設利用などの費用の支援などを行います。応援企業への申請は富山県のホームぺージから行えます。















