コロナ禍の旅行支援事業を巡り、テレビ熊本の関連会社を含む熊本県内13の旅行会社が助成金を不適切に受給していた疑いがあることが明らかになりました。

コロナ禍の経済対策として県が実施した旅行支援事業「くまもと再発見の旅」を巡っては、助成金の対象とならない公共交通機関の乗り放題チケットを組み込んだ商品を販売していたとして、1月に大手旅行会社の不適切な受給が明らかになりました。

県によりますと、テレビ熊本の関連会社「TKUヒューマン」も同じような日帰り旅行商品を販売し、約2500万円の助成金を受給していたということです。

蒲島郁夫 熊本県知事「観光業界がとても苦しんでいることから始まった事業です。このようなかたちで不適切な運用が行われたことは残念」

一方で、TKUヒューマンはRKKの取材に「県と事務局に対し正当な手続きをして申請したと認識している」と主張し『助成金は返還していない』としています。

なお県の調査では、他にも県内の旅行会社12社で 合わせて343万円の不適切な受給の疑いがあるということで、来週中にも調査結果を公表する予定です。

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