熊本市にある国指定文化財の「泰勝寺(たいしょうじ)」跡で今月2日、4つの「御廟(ごびょう)」に液体がまかれたような跡が見つかり、熊本市は警察へ被害届を出す予定です。

赤っぽい色で汚された石の土台。液体をまき散らした跡のように見えます。

今月2日、熊本市中央区にある国指定文化財の細川家の墓所「泰勝寺(たいしょうじ)」跡で、肥後細川家の初代・細川忠興とその妻 ガラシャの霊廟(れいびょう)など4つの「御廟」に液体がまかれたような跡があるのを清掃をしていた人が見つけ、おととい熊本市に報告しました。

上岡 梨紗アナウンサー「細川藩の墓石の土台部分に赤っぽい液体をまいた跡が確認できます」

市によりますと液体はやや赤色でその種類は不明ですが、いずれも「水拭きしたものの消えなかった」とし4つの御廟が同じように汚れていることから意図的にまかれた可能性が高いということです。

現場には入場料を払えば誰でも入ることができ付近に防犯カメラはありませんでした。

市は警察へ被害届を出すことにしています。