大間産クロマグロの漁獲量を報告しなかったとして水産会社の社長2人が逮捕された事件で、2人と取り引きした漁業者は、生活は厳しかったなどと話していることが捜査関係者への取材でわかりました。

逮捕・送検されたのは、いずれも大間町の水産会社の社長、新田忠明容疑者と佐々木一美容疑者で2021年、クロマグロ18トンの漁獲を青森県へ報告しなかった疑いがもたれています。

2人は2021年度だけで漁業者22人から98トンの漁獲を報告せずにマグロを買い上げていて、捜査関係者によりますと、漁業者は、自身にわりあてられた漁獲枠だけで生活することが厳しかったことなどから漁獲を報告せずに2人の会社と直接取引したなどと話しているということです。

また、大間町はふるさと納税の返礼品として2人の会社のマグロの刺し身を利用していましたが、今回の事件を受けて、7日から受け付けを停止しています。警察は2人の身柄を検察庁に送り、動機や販売経路などの調べを進めています。















