灯油価格の高騰が生活を圧迫しているとして、青森県生協連が、価格の抑制や購入費の助成など支援策の強化を青森県に要請しました。

7日は県生協連の菅原正(すがわら・ただし)会長たちが県庁を訪れ、県の担当者に要請書を手渡しました。県生協連が提供する灯油の価格は、原油価格高騰のあおりを受け、2022年、18リットルあたり1980円で、前の年の1350円から600円以上、高くなっています。2023年に入っても高い水準で推移しているため、要請では価格の抑制や安定供給を国などに働きかけることや、高齢者や障害者などの購入費助成、それに配送業者への支援などを求めています。

※県生協連 三浦雅子専務理事
「生活必需品である灯油について、何とか価格を抑えてほしいという声が多くあがっています。国の政策に対して引き続き青森県の県民の暮らしを守る立場で、対策事業の継続を求めていただきたい」

要請に対し県の担当者は、状況を注視しながら国への働きかけをするとともに関係する部署と連携して対応したいとしています。