白石和紙の伝統的技法を継承する宮城県白石市の市民グループが7日、県の伝統的工芸品の製造事業者に指定されました。
県の伝統的工芸品製造事業者に指定されたのは、1992年から白石和紙作りを継承する市民グループ「白石和紙蔵富人(くらふと)」です。県の担当者から蔵富人の代表を務める阿部桂治さんに指定書が手渡されました。

蔵富人は、2015年に廃業した白石和紙工房の紙すきなど技術を継承し、市内の中学校で原料のトラフコウゾを栽培しているほか、中学生に白石和紙の卒業証書作りを指導しています。

また、壽丸屋敷に展示スペースを設け白石和紙の伝統を伝えています。

白石和紙蔵富人 阿部桂治代表:「大変光栄なことだと思います。先人が築いてきた技術と歴史を後世に伝えていくことがと務めだと思いますので、更なる精進と努力をしていきたいと思います」

県の伝統的工芸品は、白石和紙も含めて19品目が指定されていて、伝統的技術を継承する団体が製造事業者に指定されるのは21団体目です。















