緑豊かな街を目指して福岡市が中心部に1万本を植樹する事業を始めました。


◆憩いや安らぎのために「1万本」

福岡市・高島宗一郎市長「街が大きく変わっていく、このタイミングに合わせて都心の森1万本プロジェクトをスタートいたします」

福岡市の高島市長は7日の定例会見で「都心の森1万本プロジェクト」を始めると発表しました。これは再開発が進む市の中心部に憩いや安らぎを感じられる空間を創出するため、植樹を進めていくものです。

対象は天神や博多駅周辺などを想定。第1弾として、2023年3月に開業する地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」近くの博多川沿いに、八重桜を12本植樹します。また幹線道路の「渡辺通り」と「城南線」の街路樹の形を整えます。高島市長は「みどりが市民の癒やしになることを期待している」と話しています。


◆容積率緩和ボーナスも

実効性を担保するために、福岡市は高付加価値ビルに容積率を上乗せする「天神ビッグバンボーナス」の対象にこの植樹プロジェクトを加えます。民間企業が植樹や緑化を進めるインセンティブを増えすことで事業を強力に推める考えです。