ひとりで玄関のドアをあけて出ていったのか…

母 光代さん:「ひとりできたの?って声をかけました。そしたら女の子は『うん』ってうなずいたので。おうちにパパとママいる?って聞いたら『うん』って…」

なぜこんな小さな女の子がひとりで、しかも裸足で歩いているのか…光代さんはすぐ近くのJR西日本の駅の駅員に相談しますが、両親らしき人は見当たりません。駅員が警察に通報しました。

母 光代さん:「警察が来るまでに時間があったんですけどその間に(女の子が)『家に帰りたい』とは言ってました」

そして警察が到着。何があったのかと騒ぎを聞きつけた周辺の住民が、女の子を見ると高岡市内に住む女の子だとわかりました。

■どの家庭でも起こりうる“怖いこと”

警察によりますと、女の子は3歳、自宅の玄関の鍵がかかっていなかったため、保護者が目を離した隙に、ひとりで玄関のドアをあけて、家を出ていったとみられます。

自分でドアを開けられるようになる2,3歳の子供が知らない間に家を出て行ってしまうのは、どこの家庭でも起こりうることです。

女の子は家を出てまだそれほど時間が経っていなかったようで、行方不明の届けは出ていなかったということです。

道路は駅前の通りで車が行き交い、周辺には用水路もあります。

■ちょっとした疑問を口にしてよかった

もしも岡田さん親子が女の子を保護するのが遅れていたら…改めて無事保護できたことを3人に聞くと。

次女 梨里さん:「無事に家族とあえて家に帰れてよかったなと思います」

長女 愛里さん:「あのままだったら車にひかれていたり誘拐されていたりしたかもしれないので保護できて良かったなっとおもいます」

母 岡田光代さん:「良かったです本当に事故とかに遭わないで無事に家族と会えたのでよかったなと思います」

母と娘でちょっとした疑問について話せたことがよかった…連係プレーと、とっさの判断が小さな命を救いました。

1月31日、3人には高岡警察署から感謝状が贈られました。