夢を持つことの大切さを子どもたちに伝えるにはどうすればいいのか。落語や漫才といった「笑い」を通して伝えることも、ひとつの有効策のようです。

富山県射水市の大門(だいもん)小学校で企画された「越中大門寄席」。

高学年の児童と保護者らおよそ260人を前に射水市出身の役者で社会人落語に取り組む「射水亭ぽんぽこ」さんが落語を披露しました。

身振りと話だけでさまざまな役を演じわける落語。子どもたちもせんすをはしに見立てて、「食べる」演技に挑戦です。

児童:「冷たい。歯にしみた」

このイベントは、新型コロナの影響で多くの行事が中止となった子どもたちのため、学校とPTAが企画したもので、先生たちも…。

そして、大トリには漫才コンビ・母心が登場。「富山県民のおかしいところ」を訴えます。

漫才:「おじいちゃんおばあちゃんとか、お父さんお母さんに質問したときに、質問で返ってこない?」「新高岡の駅に行きたいから、場所わからないから教えてくれと。どこにあると思う?」「わかんないのよ。わかんないから聞いているのよ俺」

最後は高岡市出身で、現在は高岡市議会議員でもある嶋川武秀さんが、自身の経験をまじえ夢を持つ大切さを語りました。

高岡市議 嶋川武秀さん:「みなさんは可能性のかたまり。だから勉強とか想像力とかをふくらまして、ぜひ夢に向かって頑張ってもらいたい」

児童:「テレビで観たときよりも、生でみたほうが面白かったです」

児童:「やっぱ迫力がある感じだった。夢を持つことが大切だと深く自分の心に残りました」