約9800億円という巨額の費用をかけて熊本県菊陽町に新工場建設を進めている台湾の大手半導体メーカーTSMC。
TSMCとは一体どんな会社なのか?地元・台湾で聞いてきました。

台湾の名物といえば、アツアツの小籠包!
そして、毎晩各地で開かれている夜市。

そんな台湾に本社を置く半導体製造大手TSMCの熊本進出を皮切りに、熊本―台北線のチャーター便の就航が決まるなど、経済波及効果は10年で4兆円ともいわれています。

そんな影響力のある巨大企業TSMCとはどんな会社なのか?現地を取材しました。
向かったのは台湾の南部に位置する台南サイエンスパーク。

TSMC(=Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)は世界最大の半導体ファウンドリ(製造企業)で、1000ヘクタールを超える巨大な工業団地には半導体などに関する工場が世界中から集まっています。
その広さは東京ドーム226個分、菊陽町にあるセミコンテクノパークの10倍以上です。

取材ディレクター「こちらTSMCの工場がある場所なんですが、周辺は撮影許可が下りたのですが、TSMCの工場は撮影しないようにと言われています」
敷地内でのTSMCの外観撮影はNG。政府の管理局もかなり気を遣っているようです。

ということでこの場所のことについて現地の人に聞きました。
半導体関連に勤務する男性「全世界にとって重要な場所です。世界中からの半導体チップのオーダーはこっちに来ます。ほとんど台南で生産しています」

TSMCに限って言えば、この敷地内では熊本に建設している規模の14倍の工場が稼働しているといいます。
その規模がどんなものなのか、パークから遠く離れた一般道からその一部が見えました。
カメラマン「これ全部TSMC!?」

半導体関連に勤務する男性「TSMCが熊本に工場を作ったら全世界の供給業者もそこに集まるので、就業人口もどんどん増える。熊本も台南サイエンスパークと同じく賑やかになると思います」













