熊本県内5つの医療機関で、装置に不具合が出るよう細工したとされる島津製作所の子会社に新たな不正の疑いです。
子会社の幹部らが熊本県外の医療機関でも不正が疑われる事案があったと熊本県に報告していたことがわかりました。
この問題は、島津製作所の子会社 島津メディカルシステムズの熊本営業所が医療機関のエックス線撮影装置を点検した際に回路を遮断するタイマーを仕掛け、後日、不具合が出るようする不正を、少なくとも熊本県内5つの医療機関で行っていたとされるものです。
熊本県によりますと2月2日、島津製作所と島津メディカルシステムズの幹部が県庁を訪れ、これまで明らかになっていた不正とは「別に」熊本県外も含む、複数の医療機関で不正が疑われる事例があったと熊本県の担当者に説明したということです。
島津製作所はRKKの取材に「最終報告書を見て対応を決めるため今のところ報告できることはない」とコメントしています。













