山形県内では、きのう(5日)、おととい(4日)と雪山での遭難が相次いでいて、警察では登山届を確実に出すなど、注意を呼びかけています。
警察によりますと、おととい(4日)午後2時半過ぎ、山形県上山市の蔵王で、「蔵王の馬の背(うまのせ)をレストハウスへ進行中、ホワイトアウトでコースから外れた」と110番通報がありました。

遭難したのは、宮城県の50代から60代までの男女3人で、捜索隊は午後5時から捜索を行い、午後7時過ぎに3人を発見しました。60代の女性の手には凍傷があったということです。


また、きのう(5日)は、山形県米沢市の西吾妻山(にしあづまやま)でホワイトアウトで同行者とはぐれた栃木県の62歳の男性が捜索隊によって保護されています。県内では今年に入って、去年の同じ時期の2倍の4件の山岳遭難があり、そのすべてが雪山での登山でした。

警察では、山に入るときは、登山届を提出し家族に知らせること、防寒着や予備の食べ物などを持つこと携帯電話のGPSをオンにすることなどを呼びかけています。
