物価高への対策は?

Q.今多くの県民が抱えている不安。目下の課題としては「物価高」だと思います。どのように県民の生活を支援していこうとお考えでしょうか?


(大村秀章氏)「賃上げを、これは実現していかなければいけないと思います。給料が上がるような対応をしていかなきゃいけないと思いますので、これは一つ、これから春闘、春の労使協議で決まっていくことになろうかと思いますが、やはりこうした物価高に対応するためには、やっぱり働いている人たちの給料が上がっていかないと、生活がどんどん苦しくなりますので、企業の皆さんには価格転嫁を、中小企業の皆さんも含めて、価格転嫁しやすいような形での働きかけ。そういった枠組みを我々作っております。」


「我々自身も公共事業もやってますし、事業発注し調達する発注者でもありますので、そうした面での価格転嫁、電気代が上がった面を見ていくとか、そうしたことを県もやりますから皆さんもやってくださいという形での価格転嫁対策をしっかりやっていく。そして、生産性を上げて、給料上げていくことにつなげていければと思ってます」

子育て世帯への支援は?

Q.子育て政策について、公約に「日本一子育てしやすい愛知」とあります。具体的に考えていることを進めていくことはありますか?


(大村秀章氏)「子育て世帯に対する給付金、愛知県単独で、15歳まで児童手当の方は1人1万円を上乗せして支給。これ12月からずっと多分3月ぐらいまでかかると思いますが、今年度中にまずは支給する。そのことを早くやっていきたいというふうに思っておりますし、そうした面での家計支援を、子育て世代の家計支援は引き続き、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。」


Q.愛知としての独自性みたいなことに関してはいかがでしょう。
(大村秀章氏)「やれることはね、しっかりとやっていくと、これでこれでこれで終わりってことはありません。これ、これで十分だってことないので次に次に改善して積み上げていく」

リニア開業に向けて


Q.この地方に大きなインパクトを与えると言われているリニアの開業に向けて今まちづくりが進んでいます。知事としてはまちづくり、どこに最も力を入れたいとお考えでしょうか?

(大村秀章氏)「静岡県さんのエリアでは諏訪工区の着工がまだですが、これはリニア建設同盟会に静岡県さんも入っていただきましたしね。それを入る前提としてリニア事業を推進していく立場ですよということを文書で確認させていただいて入っていただいたんで、水資源の問題と環境問題ありますが、やはり学者さん、専門家の皆さんの科学的な論拠の検証を踏まえて、解決策を私は作れると思いますので、ぜひそうした形での決め取り組みを。建設同盟会としてもしっかり働きかけをし、それから国の方にも、もう新幹線ですから国の事業なんで、そこはしっかり国が静岡県さんとJRさんの間に入ってまとめていただけるように、我々としてもしっかり働きかけをし、協力をしていきたいと思います」

河村市長との連携は?


Q.多くの県民が心配しているのは、市と県のトップどうしの連携はどうなっているのか?

(大村秀章氏)「愛知県と名古屋市は非常に連携うまくできておりまして、様々な事業を協力してやってきております。河村氏が政治的な思惑でいろいろ発言されたとしても、今の私は愛知県と名古屋市の良好な関係は揺らぐことはない。」


「私は個人的な好き嫌いで仕事はしませんので、そういう意味では、県民・市民のためになるということを引き続きこれまでもやってきました。これからもやっていきたいと思います。門戸はしっかり開いておりますから、引き続き、名古屋市さんとはこれまで通り、そしてこれまで以上に連携してやっていきます。」

大村県政への評価について


Q.今回の選挙でCBCの出口調査で、これまでの大村県政を評価するかしないかというデータなんですけれども。1期目の後、2期目のあと、そして今回。数字としては下がってきている。これについてはどのように受け止められるでしょうか。


(大村秀章氏)「いろんな調査のやり方っていうのもあります。サンプルの問題もあると思いますので。ですけど、そこはやはり真摯に受けとめて、そういったご意見もしっかりいただきながら、どういうことを、県政に反映していただきたいかということをしっかり受け止めて、取り組んでいければというふうに思ってます。」


Q.ご自身としては課題はどこにあると思う?
(大村秀章氏)「愛知県政は森羅万象ありますので、それぞれのご意見をしっかり受け止めてね、着実に実現をしていく実行力。政治というのはやはり実現実行力が問われますので、そこを実現実行していきたいというふうに思ってます」