宮崎県で行われている巨人キャンプは4日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の侍ジャパンに選出されている大勢(23)がキャンプ4日目にして早くも3度目のブルペン入り。NPB球で26球を投げ込んだ。
前回はWBC公式球での投球だったが「肩肘の負担だったり、急にボールが変わるので、徐々にならしていこうかなと。キャッチボールでは(WBC球で)やったりしています」とボールへの対応について語った。
今季から導入した右足にタメを強く加えて投げ込む新フォームで調整し、もともと軸足をヒールアップして投げるフォームだったが、さらに体重がかかった状態で投げ込むフォームへと進化。今キャンプ初の土曜日ということもあり、大勢のファンがブルペン脇の観覧席で見守る中、持ち前の快速球を披露した。「出力が上がってきたりしたときにやっぱりまだ合っていないなという感じはしたけれど、いいボールもあったので、そういうボールが増えていったらいいと思う」と振り返った。
3月に行われるWBCへの選出が決まっている右腕は、16日から侍ジャパンのキャンプに合流予定。「12日の紅白戦で投げられたら」と早くも実戦を見据えた調整を行った。