水道水飲んでも大丈夫? 濃度は調べられる?

 

上村キャスター:
環境省が2021年に行った調査によりますと、1都6県の場合、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城で目標値を超える「PFAS」が検出されました。

水は様々なものに使います。原田准教授に気になる疑問に答えていただきました。

▼水道水を飲む・料理に使うのは大丈夫?
→目標値を超えた場合、取水中止になるため基本的に安全と考えて大丈夫。

▼焦げにくいフライパン使っても大丈夫?
→心配はない。フライパンは最終製品には入っていないと考えてよい。

▼住んでいる地域の「PFAS」濃度は調べられる?
→東京・千葉・神奈川・茨城・群馬は水道局か自治体HPから確認できる。
→栃木・埼玉は住んでいる地域の水道局に問い合わせが必要。
(番組調べ)

▼心配な場合の対策は?
→簡易的な活性炭型の浄水器でも効果はあります。

井上キャスター:
子供たちへの影響はどこまでわかっていますか?

京都大学 原田浩二准教授:
一番多く調査されているのは、生まれたときの体格ですね。「PFAS」濃度が高いと生まれたときの体格が小さくなるということが言われてます。ただ、成長するに従いアレルギーや第二次性徴などいろいろな指標がありますので、追跡する必要があると思います。

井上キャスター:
長い目で見るとわかっていないということですか?

京都大学 原田浩二准教授:
そうです。

井上キャスター:
ですので全国各地で調査を進めて、そこから国としてどう規制基準などを作っていくかという所になっていくのだろうと思います。