東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、前会長が贈賄罪に問われている出版大手「KADOKAWA」が、さきほど調査結果を発表し、問題の原因に「前会長への過度な忖度があった」としました。

「KADOKAWA」の角川歴彦前会長(79)は東京オリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)に賄賂を贈った罪で起訴され、捜査段階から一貫して否認しています。

KADOKAWAはきょう、この問題を検証した委員会の調査結果を発表し、社内で「会長了解済み」「会長案件」といった言葉が使われていたことを明らかにしました。その上で問題が起きた原因について「前会長への過度な忖度があった」と指摘しました。

KADOKAWA 夏野 剛 社長
「上席者への過度な忖度があったということが確認されていることは、当社の代表として私自身ですね、大いに反省すべき点だと考えております」

KADOKAWAはガバナンス強化に努めるとしています。