金沢市の新年度予算案の編成に向けた市長査定が2日から始まり、村山卓市長はコロナ禍からの再生に向け、文化施策の充実により一層重点を置く考えを示しました。

市長査定は文化スポーツ局から始まり、世界に誇る文化都市・金沢を目指す取り組みとして、芸能や工芸、食などの伝統文化に触れてもらう機会を継続して提供するほか、デジタル技術を活用した文化施設の環境整備を充実させていくことなどが説明されました。村山市長はことし秋の「いしかわ百万石文化祭」や来年3月の北陸新幹線敦賀開業を見据え、文化施策が重要な役割を担うとの認識を示しました。

金沢市・村山市長
「これから10年後を見据えた都市像を作っていく年になる。歴史に裏打ちされた個性豊かな文化をさらに磨きをかけ、これが金沢市民にとっても良いものになっていくように政策を考えていきたい」

金沢市の新年度予算案は、来月1日に開会する当初議会に提出されます。