2021年、青森県十和田市の県立高校の牛舎内で男子生徒が頭にけがをして意識不明となっている事故で、事故調査委員会は学校の危機管理体制などをまとめ、3月中に中間報告をまとめることを確認しました。

青森市で開かれた事故調査委員会では委員6人が参加して、今後の方針について確認しました。この事故は2021年12月、十和田市の青森県立三本木農業高校の牛舎で、実習をしていた当時17歳の男子生徒が牛の近くで頭から血を流した状態で見つかり、現在も意識不明となっています。調査委員会はこれまで学校の危機管理体制や事故当日の状況などについて、現地調査のほか学校関係者などにヒアリングや書面アンケートを行って問題点の洗いだしを進めてきました。

※事故調査委員会委員長 青森中央学院大学 大泉常長教授
「(事故の)全容を理解したうえで問題点の項目がある程度そろった中間報告になる」

調査委員会では、3月中に中間報告をまとめ、青森県に報告する予定です。