24日投開票された沖縄市長選挙は現職の桑江朝千夫(くわえ さちお)さんが3回目の当選を果たしました。自民・公明陣営はことしの市長選で4連勝。
自民・公明が推す現職とオール沖縄勢力が支援する新人の一騎打ちとなった沖縄市長選挙。結果は桑江さんが2万9738票、森山さんが1万9649票で桑江さんが1万票あまりの大差で3回目の当選を果たしました。

3選を決めた桑江朝千夫さん
「嬉しいです。感激してます。2期8年の実績を評価してくれた。(商店街再開発の)バスタ構想、ここに大きな反響があったんで、商店街のリニューアルにとても期待はしてるんだろうと思いますよ」
今回の勝利で自民・公明陣営はことしの市長選4連勝。迫る参院選に大きく弾みをつけました。

古謝玄太参院選予定候補
「たすきは私に今いただいているのかなと思いまして。改めて少し緊張したところです」
島尻安伊子衆議
「県の振興に手を携えて進んでいける、そういうお立場の知事が絶対的に必要ですので」
天王山となる9月の県知事選に向けても大きな一勝ですが、自民党県連は市長選と県知事選は別物だと考えています。

中川京貴県連会長
「市長選で勝ったからといって参議院、知事選に勝てるものだと思っておりません。ただ我々は各首長、市町村の皆さんが掲げた政策をしっかり実現できるように応援をしていきたい」
一方で桑江さん自身は「ただ残念なのが投票率が下がったという点は、相当反省をしながら…」と反省点も口にしています。
今回の投票率は沖縄市長選として過去最低の45.14%。桑江さんは4年前の前回より3千票も減らしました。選対事務所幹部は、大差で勝利したとはいえ、無党派層の動向が勝敗を左右する参院選・知事選に向けた分析が必要だとしています。