桜の名所として知られる青森県五所川原市の芦野公園で桜のトンネルのライトアップが行われ、津軽鉄道の列車と雪の桜の競演が訪れた人や列車の乗客を楽しませています。

冬本番を迎え一面、銀世界となった五所川原市の芦野公園。春には、ソメイヨシノを中心に約1500本の桜が咲き誇り、県内外の観光客が楽しみにしているのが、満開の桜のトンネルと津軽鉄道の列車の競演です。

冬にも多くの観光客に訪れてもらいたいとの思いで津軽鉄道と「津軽鉄道サポーターズクラブ」は「桜のトンネル」をライトアップする「雪さくらレール・トンネルin芦野公園駅」を去年始めました。今シーズンは、駅構内と公園内を通る線路沿いに60基のLED投光器が設置され、桜の枝に積もった雪をピンク色の花びらへと変化させ、冬の芦野公園を雪のさくらで満開にしています。

この日は、細かい雪が降る中、ピンク色に染まった桜並木のトンネルを車体がオレンジ色の「走れメロス号」が静かに通り抜け、まるで桜吹雪を思わせる幻想的な世界となりました。

「雪さくらレール・トンネル」が見られるのは、3月末まで、毎日午後4時30分から9時までライトアップされます。