福岡市医師会は新型コロナの5類への引き下げについて「段階的に慎重に移行していく必要がある」という考えを示しました。


◆混乱回避のために“段階的”な移行を
福岡市医師会は1日の会見で政府が新型コロナの感染症法上の位置づけを5月8日から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げることについて「患者と医療機関が混乱しないよう段階的に慎重に移行していく必要がある」と述べました。一般の医療機関でも診察が可能になることについては感染対策などに準備が必要なため慎重に対応する考えです。


◆10代のインフル患者を懸念
その一方で、インフルエンザが流行しており、特に10代未満の若年層の感染が増えていると話しました。近年インフルエンザが流行しなかったことによる免疫力の低下やワクチンを打っている人が少ないことが大きな要因とみています。医師会は新型コロナ同様、基本的な感染対策や積極的なワクチンの接種を呼びかけました。