きょうから2月です。今月、値上げされる食品はおよそ▼5500品目に上ります。とどまるところを知らない値上げの波で家計への負担は増すばかりですが、どうやって乗り切っているのか、買い物中の消費者に「自衛策」を聞きました。

帝国データバンクのまとめでは、今月2月から値上げされる食品は、冷凍食品や調味料、菓子、飲料など▼5463品目に上ります。去年10月以来の規模となる「値上げラッシュ」です。

食品の値上げには、消費者も敏感です。仙台市宮城野区のスーパーで聞きました。

買い物客:Q.食品の値上げご存じでした?
「はい、知っていました。(値上げを)感じている。全部、値段は前とは同じではないので、それは日々、値上がりは感じている」

特に値上げの品目が多いのは、冷凍食品や加工食品。日々の生活に欠かせない食品だけに消費者側も、家計への負担をできるだけ小さくする自衛策を取っています。

買い物客:「すでにニュースで『これが値上げします』っていうのは見ていて、そういうものはできるだけ1月中に買ったり」

「同じ値段でも容量が多いほうを選ぶとか」
「なるべく安い食材でその日の献立を3種類くらい考える。
この店は曜日ごとに肉が安かったり野菜が安かったり飲み物が安かったり、いろいろあるので、チラシをもらった時に丸を付けて考える」

食品の値上げは、メーカー各社が3月以降も予定していて、値上げの波はとどまることを知りません。乗り切るための自衛策に消費者も知恵を絞っています。

取材したスーパーでは、パンなどが1日から値上げを余儀なくされた一方、冷凍食品などは在庫がなくなり次第、価格に反映するということです。ただ、できるだけ安く販売するため、食品ロスを極力減らすほか節電にも取り組み、経費削減を図るということです。