いつでもとっさの対応をとれる対策と心構えが必要

あすから始まる「長周期」の緊急地震速報について気象庁は「とるべき行動は頭を守るなど地上の揺れと同じなので、身を守る行動につなげてほしい」としています。

仙台管区気象台気象防災部 吉田知央地震津波防災官:「東日本大震災のときに大阪で実際に長周期地震動が観測されたということを考えると、逆のパターンもあるかもしれない。たとえば関西や東海で大規模な地震が起きた時に、長周期地震動が東北に影響するというような可能性はゼロではない」

万が一に備えいつでもとっさの対応をとれる対策と心構えが必要です。

緊急地震速報は、これまで震度5弱以上の揺れが来ると予想される場合に、震度4以上となる地域に発表されていました。あすからは、ここに長周期地震動の階級3以上となる地域が加わります。

階級3は、14階以上の建物で立っているのが難しくなるような揺れで、体感では地上の揺れの震度6弱程度といわれています。

どちらの場合でも取るべき行動は同じですので、緊急地震速報が出たら頭を守るなど周囲の状況に応じて慌てずに、身を守る行動をとってください。