除雪慣れによる油断もあるのでは…
転落の原因には除雪慣れによる油断もあると、平木さんは指摘します。実際に除雪している人に話を聞いてみると…。
記者:「除雪中に危険を感じる時ってありますかか」
男性(64):「除雪中。私もう64歳ですから。いろんな経験してるんで今はもう危険を感じることはないですね。50何年間住んでるから(道と用水路の)際はわかってるんですよ」

男性(74):「ずっと長年これ(除雪)やってるので、どんな時に危険かってのは身にしみてますので、今は特に危険を感じたことはありません」

記者:「今インタビューした方々、危険を感じたことはない、慣れてるから大丈夫なんだとお話ありました。どう受け止めましたか」
富山県農村整備課 平木叙光さん:「そういう方のほうが危険が起きるかはまだわかりませんけど、むしろ油断が出てくるんじゃないかなとは県としては考えています。ちょっとした時に事故に遭うこともあるので、その辺をもう少し周知していきたいと思ってます」

大きな用水路より落ちたら身動きが取れない小さな用水路の方が転落死亡事故が多いといいます。富山県は今後、お年寄りを対象に用水路事故防止の講習会を開く予定です。
※注意:用水路への雪捨て(投雪)について 富山県農村整備課は雪を用水路に捨てると流れをせき止める可能性があり防火用水を兼ねている用水路への投雪は推奨はしていません。しかし他に雪を捨てる場所がない場合はやむなしとしています。やむなく雪を用水路に捨てる時は流れをせき止めないように注意してほしいとしています。
