重油を一切使わない世界初のシステムだということです。冬場のイチゴハウスを太陽の熱だけで温め、栽培から収穫までを行う実証実験が仙台で始まりました。
実証実験が始まったのは、仙台市若林区の温泉複合施設「アクアイグニス仙台」のイチゴハウスです。

日中、集熱パネルで集めた太陽の熱を東北大学が開発した特殊な蓄熱槽に溜めておきます。

そして、夜間に太陽熱で温めた温水をハウス内に供給して、冬場でも室内の温度を一定に保ちます。悪天候で太陽熱が得られない場合は、施設にある温泉の熱を利用します。

重油を使わずイチゴの栽培ができる世界初のシステムだということです。
アクアイグニス仙台を運営する仙台reborn 深松努社長:「このシステムについては重油を全く使わず、イチゴ栽培をできる可能性がある。世界中の燃料高騰が課題となっている。その課題解決の一つの案としてこのシステムが寄与できれば」

このシステムを使って栽培したイチゴは、今年の秋以降に収穫され施設のマルシェやレストランで提供される予定です。