長崎市は30日に開かれた文化振興審議会で、老朽化する市民会館の文化ホールを廃止する方針を示しました。
1973年に建てられた長崎市民会館文化ホールは1,000席近くを備え、講演会や文化活動の発表などに活用されています。
市はホールを廃止する理由として、築49年が経過して老朽化が著しく、設備更新に1億8千万円近く、維持管理に年間およそ3千万円かかることや、桜町の旧市庁舎跡地に同じ規模の文化施設を整備予定であることなどを挙げました。
廃止の時期は、新たな施設が完成し長崎ブリックホール国際会議場を改修した後で、2026年以降になるということです。
市民会館の建物が15年後に耐用年数に達することから、市では館内にある市民体育館や中央公民館などの他の施設の方向性についても「早急に検討する」としています。











