「日産自動車」と「ルノー」が資本関係の見直しで合意することがわかりました。20年以上続いた“不平等条約”が解消します。
ルノーは現在、日産の株式を43%、日産はルノー株を15%持っていますが、関係者によりますと、ルノーが日産への出資比率を15%に引き下げることで合意します。まもなく、両社は声明を出す予定で、取締役会を経て、正式に決議します。
1999年に、経営危機に陥っていた日産はルノーから出資を受け入れましたが、日産はルノーに対して議決権はなく、日産側は「不平等だ」として、対等な関係を求めていました。
関係の見直しの背景にあるのが自動車産業が迎えている100年に一度の変革期です。今回の交渉では、ルノーが設立するEVの新会社への日産の出資についても、あわせて協議が進められていました。
ルノーはEVの新会社に、日産が強みを持つ自動運転技術や次世代の全固体電池などの知的財産の使用を求めていましたが、日産の社外取締役が「技術流出の懸念」を示すなどして、交渉が長期化していました。
関係者によりますと、知的財産の扱いについてルノーが譲歩したため、日産は出資する方針を固め、最大15%程度を出資することで調整しています。
また、日産とルノーの資本関係の見直しやルノーのEV新会社への出資以外に、インドや中南米などの事業の強化についても協議がされていて、三菱自動車を含む3社連合は、2月6日にもイギリスのロンドンで公表する予定です。
注目の記事
「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台

富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 富士山科学研究所 吉本充宏研究部長が指摘する準備と対策

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】
