取組のあと行われた土俵入りでは、太刀持ちを大関・貴景勝、露払いを豊昇龍が務め、会場から「白鵬、日本一!」と歓声が飛び交う中、現役時代と変わらぬ迫力ある不知火型の土俵入りを披露。

断髪式では政財界やスポーツ界などから約280人の著名人がはさみを入れ、最後の止めばさみを師匠だった間垣親方(元幕内・竹葉山)が行った。切り終えたあと左手で涙を拭うと会場の声援に応え、家族から花束を受け取った。

土俵上でのあいさつでは「20年の現役力士生活を振り返るととても感慨深い。本日も超満員の国技館のど真ん中に立ち、たくさんの人たちに応援していただき、支えていただいたことを改めて実感しました」と土俵人生を振り返り、「横綱を務めた14年間、皆様に夢、希望、勇気を少しでも与えられたのならば私は本当に幸せ者です。今後は親方として、相撲道の発展のため1日も早く横綱、大関を育てファンの皆様に恩返しできるよう精進し、努力し、頑張るつもりです」と強く決意した。最後は土俵に額をつけて力士生活に別れを告げ、ファンの声援の中、花道を去った。