北海道日本ハムファイターズの川村浩二・球団社長が27日午後、取材に応じ、3月の任期いっぱいで退任する意向を明らかにしました。新球場の“ファウルゾーン問題”で社内処分を受けることになり「責任を感じている」としています。

 川村社長は2015年にファイターズの球団取締役となり、2019年からは、球団社長として先頭に立ち、新球場の開業をリードしてきました。

新球場の竣工式(1月5日)にも社長として…

 5日の竣工式などでも球団社長として、意欲的な姿勢を見せていましたが、新球場は“ファウルゾーン問題”で、今シーズン終了後から改修工事を余儀なくされ、川村社長は今後、報酬カットなどの社内処分を受けることになりました。
 川村社長以外の2人(非公表)も合わせて処分を受けるということです。

 27日午後の取材対応で、川村社長は「責任を感じている。自身の仕事の進め方、プロセスに問題があり、もっと確認作業をすすめるべきだった」などと話しました。

竣工式で挨拶する川村社長

 その上で、退任することになった理由については「新球場開業の2023年からは、もともと自分より新しい時代を切り拓く人が相応しいと考えていて、処分も加味されてはいるが、あくまでも総合的に勘案した」と説明しています。

 後任の球団社長は、未定となっています。