九州大学病院が、福岡県の「てんかん支援拠点病院」に指定されました。てんかん患者への適切な診療につなげるため、医療機関の連携を強化する役割などを担うということです。
◆福岡県内に“約4万人の患者”

九州大学病院は27日午後の会見で、今月23日に福岡県てんかん支援拠点病院に指定されたことを報告しました。

てんかんは、突然けいれんを起こして意識を失うなどの発作を繰り返し起こす病気です。100人に1人が発症し、福岡県内には約4万人の患者がいると推計されています。
◆医療機関の連携強化

てんかんの地域診療の連携体制を整備するため、厚生労働省は、各都道府県に1か所ずつ「てんかん支援拠点病院」を指定する事業を進めています。
今回の指定を受け、九州大学病院は医療機関の間の連携を強化するほか、職員の専門性を高める研修やてんかんへの正しい理解を深めるための情報発信などに取り組んでいくとしています。














