松江市の島根原子力発電所で、国の原子力規制委員会の現地調査が始まりました。
現地調査は、2号機の運転再開に向けた2021年9月の設置変更許可後、初めてです。

調査は26、27日の2日間で、今回は大型航空機の衝突といった場合に原子炉を守るための緊急時制御室や遠隔ポンプなど特定重大事故等対処施設の予定地の調査が主な目的です。

2012年から運転休止中の2号機は、津波に備えた防波壁や建物の耐震性向上などの安全対策工事と、規制委員会の工事計画審査が進められていて、中国電力では来年度中の工事終了とその後の運転再開を目指しています。

福島第1原発事故の原因分析に役立てるため、基本設計が似ていて、現在廃炉作業中の島根原発1号機の調査も予定されています。