24日夜、鳥取県智頭町の国道373号で立往生が発生した際、食料提供などでドライバーを支援した地域住民に県が感謝状を贈りました。

齊尾和之
「およそ5時間に及ぶ、国道での車の立ち往生。ドライバーを支えたのは地域の住民たちでした」

26日、鳥取県の平井知事は、智頭町の国道373号を視察しました。

現場では24日夜、タンクローリーの脱輪をきっかけに、最大で車87台の立ち往生が発生しました。

鳥取県 平井伸治 知事
「さぞ安心をし、智頭のまちに対する愛着を深められたのではないかと」

その際、食料提供やトイレを開放するなどしてドライバーを支援した山郷地区の住民に、県が感謝状を贈りました。

自身も雪で立ち往生の経験のある葉狩裕也さん。家にあるせんべいやパンをかき集め、ドライバーに配って回りました。

葉狩裕也さん
「大丈夫ですよ、もう少しで警察も来るようなのでと、ドライバーに安心してもらえるような行動をとった」

県は今回のことを教訓に、関係機関と協議を行い、今後の対策に生かすとしています。