84年前に水没事故で183人が犠牲になった山口県宇部市の長生炭鉱をめぐり、炭鉱周辺の平和公園化を求め、市民団体が21日、署名活動を始めました。

署名活動を始めたのは、遺骨の収容と遺族への返還を目指して活動している「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」です。2024年に発掘した炭鉱の入り口・坑口近くで署名開始宣言を行いました。

長生炭鉱は1942年、水没事故により朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になりました。多くの遺骨は今も海底に眠ったままです。

刻む会では2本の排気筒・ピーヤや坑口などの遺構の保存のほか、宇部市の炭鉱の歴史を学び、犠牲者を追悼する場をつくることを目的に、炭鉱周辺の平和公園化を目指しています。集めた署名は宇部市に提出して公園の整備を要望することにしています。

岡山から
「宇部市はいろんな炭鉱がたくさんある。今残っている象徴的なものだと思うんですよね。後世に残していくっていうのが大事じゃないかなと」

周南から
「そのままにしておくのではなくて、大事なことなので、後世の人に知ってもらいたいと思います」

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子 代表
「犠牲になった皆さんの尊厳が回復されるような場にしたいというのが私の願いです」

署名活動は3年ほど行う予定で、2027年2月末に一度集約するとしています。署名は紙のほかにオンラインでも募っています。