オーストラリア政府は24日、アメリカのオープンAIが開発したAIが、今年6月に公的医療保険に関連するシステムに不正侵入していたことを明らかにしました。

オーストラリア政府の発表によると、このAIは4つの政府系サイトにアクセスしました。

このうち3つでは公開情報のみを取得しましたが、残る1つの医療保険の統計を扱うサイトでは、非公開情報への不正アクセスがあったということです。

現時点で個人情報の流出は確認されていません。

また、不正アクセスは今年6月に発生しましたが、オープンAI側が把握したのは8月で、オーストラリア政府への通知は発生からおよそ3か月が経過した今月になってからだったということです。訪米中のアルバニージー首相は23日、オープンAIのサム・アルトマンCEOに直接、強い懸念と通知が遅れたことへの失望を伝えました。

オーストラリア アルバニージー首相
「決して容認できることではありません」

一方、オーストラリアのメディアは、オープンAIのAIが、ドイツのプログラミング関連サイトで、オーストラリア政府の保険システムへの侵入方法などをやりとりした記録が公開されていたと報じています。

オーストラリア政府は対策チームを設置して調査するということです。